「マトリクス(Matrix)」という言葉を聞いて、多くの人が思い浮かべるのは映画『The Matrix』かもしれません。しかし、この言葉の背後には、はるか昔から続く宇宙の暗号が潜んでいます。
マトリクスとは、単なる仮想現実のことではなく、この現実世界そのものがコード(数値)と情報から構成されているという深淵な概念。
そして、その原型は古代のヘブライ語の聖典「トーラー(Torah)」に、驚くほど精密に記されています。
トーラー・コードとは何か?
トーラー・コード(Torah Code)とは、旧約聖書の最初の五書(モーセ五書)の中に、特定の法則に従って隠された言葉や未来の出来事が埋め込まれているという研究。
このコードは等間隔文字列検索(ELS:Equidistant Letter Sequence)という方法で解析されます。たとえば、ある単語の各文字が、トーラーの中で「5文字おき」「20文字おき」などの等間隔で出現している、というような手法です。
これにより、実際に以下のようなものが発見されたとされます:
ヒトラー、第二次世界大戦、ホロコースト
9.11、ニューヨーク、ツインタワー
ケネディ暗殺、オバマ、コロナウイルスなど…
つまり、聖典は静的な書物ではなく、未来の歴史や集合意識までも内包する「情報のマトリクス」です。
ゲマトリア:言葉に宿る数の振動
トーラー・コードを深く理解するには、もう一つの重要な概念が必要です。それがゲマトリア(Gematria)です。
ゲマトリアとは、ヘブライ語の各文字に数値的な意味を与える古代のカバラ数秘術。これにより、言葉や名前を数に変換し、宇宙の法則や魂の本質を読み解くことができます。
たとえば:
「エロヒム(Elohim)」= 86
「自然(HaTeva)」= 86
→ 神と自然は同じ数=「神=自然」という深遠な真理が浮かび上がる。
このように、数の共鳴によって、言葉の背後にある隠された意味を照らし出すのがゲマトリアの本質です。
マトリクス:情報と振動でできた宇宙
現代物理学では、すべての物質はエネルギーであり、情報であるという考えが主流になりつつあります。これはまさに、トーラー・コードやゲマトリアが何千年も前から語っていたことと一致してます。
この現実は情報でできている(=マトリクス)
情報は数と振動で記されている(=ゲマトリア)
全てはすでに「書」に記されている(=トーラー・コード)
つまり、我々が生きているこの世界は、まさに「神のコード」で書かれたプログラムの中。
あなたの名前も、誕生日も、人生のパターンも、宇宙のマトリクスの一部として設計された数の言語に他なりません。
コードを解読するという旅
『The Matrix』のネオが「目覚める」ように、私たちもまた、数と言葉の背後にある神の意図=創造主のサインに気づくことができます。
ゲマトリアとトーラー・コードは、未来予知や占いではなく、神聖なる真理へのナビゲーションツール。
その扉を開ける鍵は、「あなたの意識」にある。コードを解読する旅に出かけましょう。